このところ、突発性発疹のことを色々と調べていたので、40年前の百科事典にはどのようなことが書いてあるか、ワクワクしていたのですが、なんと突発性発疹の項目はどこにも見当たりません。
母に、「私の生まれたころは、突発性発疹はなかったのかしら。」と聞いたところ、「そんな病気は聞いたことないわよ。それは三日はしかではないの。」とのこと。
ご近所のおば様たちに聞いたところ、やはり60歳くらいのおば様は、自分の子どもはかかったことがないけれど、孫はみんなかかったことがあるということでした。
そこで調べてみたのですが、突発性発疹は1910年に初めてこの病気の人が見つかって以来、原因ウイルスは長い間不明だったそうです。
1988 年、HHV‐6 であることが証明されました。
その後、突発性発疹の中にエンテロウイルスが原因であるものが含まれていること、またHHV‐6、エンテロウイルスのいずれでもない原因不明の突発性発疹があることも明らかとなり、1990年に新しく発見されたHHV‐7もその初感染像として突発性発疹を呈することが1994 年に報告されたとのことでした。
突発性発疹は、別名「突発疹」、「突発性発疹症」とも言われているそうですが、まだ赤ちゃんの病気としては新しい病気であることがわかりました。
私達が小さなころは、あまり多いの人がかかる病気ではなかったのですが、今はほとんどの子どもがかかる病気になり、どの子育ての本にも掲載されるようになったということなのでしょうね。