突発性発疹は、生後6〜12ヶ月の赤ちゃんに多くみられ、生後はじめての発熱が『突発性発疹』でしたという赤ちゃんは多いものです。
この病気は、発熱があり、熱が下がった後に発疹がでるのが特徴です。
■病気になる月齢 ・・・ 生後6ヶ月〜12ヶ月の乳幼児が多い
■季節 ・・・ 一年中季節は関係がありません
■原因 ・・・ ヒトヘルペスウイルス6型というウイルスの感染で起きます
■感染の有無 ・・・ 人への感染力は強くはありません
■潜伏期間 ・・・ 7日〜14日
■症状 ・・・ 38℃〜40℃くらいの高熱が3日ほど続いて、熱が下がる頃(4日目あたり)に、小さく赤い発疹がでて、顔・首・胸・背中・手足など全身に広がります。
かゆみや色素沈着はほとんどなく、発疹がではじめてから3日ほどできれいに消えてしまうことが多いです。
熱の他に便がゆるくなることが多いのですが、ひどい下痢になることは少ないです。
※熱がでている時に喉の腫れや、鼻水、軽い下痢などをともなう赤ちゃんもいます。
また、熱がでなかったり、発疹があまりでなかったりと、症状には個人差があり様々です。
■病気の併発 ・・・ 熱とともに、10%の頻度で熱性痙攣(ねっせいけいれん)を起こす赤ちゃんもいます。
ごく稀なケースで、回復期に脳炎や髄膜炎になったりするので、発疹が出た頃から、経過観察を行い症状があれば受診をすることをおすすめします。